人は自分が信じたいものを信じる
ユリウス・カエサルが著書「ガリア戦記」にこう書いたのは紀元前57年から前56年頃と考えられます.
現代に至るまで,ひとは謎の信念を持ちがちです.「うっかりミスはしっかり気合いを入れれば起こらない」というのは教育機関にしばしば見られる謎信念ですが,そう信じたい人がマネジメント層に多いということでしょうね.
「ガリア戦記」に書かれた原文を直訳するとこうなります.
ほとんどの場合,人間たちは,自分が望んでいることを喜んで信じる
(fere libenter homines id, quod volunt, credunt)